扶養内パートがIDECOに月5000円だけ掛けて一年間運用した結果とメリットを書いていく

ご訪問ありがとうございます、エン(@en_aquaponics)です。

このページでは、扶養内パートでもIDECOに加入するメリットはあるのか?について、私の経験と運用結果を元に書いていきます。

ウチは私がサラリーマン+奥さん扶養内パートという構成で奥さんがIDECOに加入しているのですが、IDECOの月の掛け金の最低額である5000円の拠出でも十分にメリットはあると感じているので、同じような家庭環境の方の参考になれば幸いです。

エン

昨年、IDECOやNISAなどお金に関する資格の登竜門であるFP(ファイナンシャル・プランニング)検定3級に合格しました。興味のある方はこちらもどうぞ↓↓↓

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月掛金5000円の運用結果

まずは一年間の運用結果から。

証券会社は楽天証券で、商品は楽天・全米インデックス80%くらいと楽天・全世界インデックス20%くらいで設定(若干ズレていますが)。どの商品を選ぶかについてですが、とりあえず全世界インデックス(オルカンって呼ばれてるやつ)か全米インデックス(S&P500に連動してるやつ)を選んでおけばいいと思います。ちなみに商品はどちらかひとつで大丈夫で、理由は商品内でしっかり分散投資されるようポートフォリオが組まれているからです。

私はブログネタ用に両方入れていますが、商品はオルカンかS&P500どちらかひとつで大丈夫です。

そして運用結果ですが、拠出した掛け金が60000円(5000円×12カ月)、支払った手数料4815円を差し引いても評価損益はプラス14321円という結果に。去年は米国株式が底固く伸びていたことも追い風となり、毎月5000円の拠出でもしっかりプラスで終えることができました。

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IDECOの手数料とは?

IDECOには手数料を支払うシステムがあり、掛け金から差し引かれます。↑の私の運用結果で解説すると、拠出したのは60000円(後述する所得控除の額は60000円になります)ですが、その中から手数料4815円が引かれ、実質運用している金額は55185円になります。

この手数料、IDECOをスタートする時に国民年金基金連合会に支払う移管費用、わかりやすく言うと口座開設費用として2829円、あとは運用手数料として、私が利用している楽天証券だと毎月171円が必要です。

ちなみにこれ、掛け金の額に関わらず一定。なので5000円掛けても、30000円掛けてもこの手数料は一律同じ、変わりません。だからよく「5000円掛けるのは割が悪い」と言われるんですね。

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IDECO最大の魅力「掛け金全額所得控除」

毎月運用して利益が出ても手数料を取られるのはなんだかなーと思うところですが、IDECO最大の魅力はなんといっても掛け金の全額が所得控除できるところ。確定申告などで手続きをすれば、その年のIDECOの掛け金が差し引かれた所得金額で所得税が再計算され、差額が還付されるという流れ。

日本では給与所得が超過累進課税制であることはよく知られていますが、この、給与所得が増えれば増えるほど収める税金も増えるという仕組みは、逆に言えば高い給与所得の人(850万円とか1000万円とか)はIDECOを使って所得控除を受ければ、同じ掛け金でも低所得(200万円とか300万円とか)の人より還付される額は多くなります。

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扶養内でIDECOを使う意味はあるのか

さて本題、扶養内パートでIDECOを使うメリットはあるのかについて。

ちなみに扶養内といっても、所得税が課税されない限度の103万円なのか、住民税もかからない100万円なのかが個々の認識として色々あると思いますが、ここはウチの給与所得100万円に基準を設定してお話していきたいと思います。

まず結論ですが、勤務先の雇用契約の改定や保育園の預かり規定への抵触、最低賃金の上昇への対策などを考えると、とりあえず月5000円でもいいから掛けておくとすぐに変化に対応ができていいよ、というのが私の考えです。

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最低時給アップは罠

私の住む大阪府ではここ数年最低時間給が上がってきており(※令和5年10月からは41円アップの1064円)、前年が100万円以内に抑えれていたからと余裕をぶっこいて同じ時間だけ働いていたら、気づけば時間給アップにより給与所得が100万円を越えていた、ということもあり得ます。

また、勤務先からの打診で「もうちょっとだけ勤務時間を増やしてほしいんだけど・・」といった状況でもIDECOの掛け金を調整して100万円、あるいは103万円に所得を調整して乗り越えることができるので、やはり扶養内でもとりあえずIDECOに加入しておくのはメリットだと思います。

ちなみにIDECOの掛け金は年ごとに変更可能なので、家庭の環境や勤務先の状況が大きく変わるタイミングで見直しをするのが本当は大事(ついバタバタして後手に回りがちですが・・)。

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保育園の預かり規定にも注意

住んでいる地域にもよりますが、保育園の預かり規定というものがあり、週間の勤務時間があまりにも短いと保育園で預かってくれない、あるいは時短預かりになってしまうというもの。なので当然預かり規定に引っかからない勤務時間に設定して働くのですが、上記の最低時間給アップなどと相まってうっかり年収が100万円(103万円)を越えてしまっていた・・ということもあり得ます。

そんな時に月5000円、つまり年間60000円でも所得控除があれば微調整ができ、保育園の預かり時間に抵触しない勤務時間かつ年収を抑えることができるというわけです。

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NISAと併用して上手に資産形成を

というわけで、手元キャッシュがよほど切迫していないのであれば、扶養内パートでもとりあえずIDECOに加入して月5000円掛けておくと良いんじゃないかなぁというのが私の考えです。

2024年に入って新NISAも始まったことで投資界隈はまた賑わっていますが、それぞれの家庭状況や収入に合わせてIDECOも併用して上手に資産形成していきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。