コストコでも塊で売られている牛肩ロースを使ってローストビーフを作ってみました。
ネック(首)側は煮込み向きなので、ロースに近い部分を使います。
↑写真、左下の部分はロース芯、右側はミカヅキカブリという部位。
このロース芯部分が腰に近づくにつれて大きくなり、いわゆるサーロインになります。
和牛だともっと大きいですが、これはアメリカ産の牛肉なので小さめになります。
今は輸入牛に月齢制限があるので小さめの個体しか入ってこないですが、今後は月齢の進んだ牛も輸入されると言われています。
にんにくを表面にたっぷりすり込んで接着剤の役割になってもらい、そこへクレイジーソルトをたっぷりめに振りかけます。
断面に塗ると辛くなってしまうので注意。
焼く前に軽くラップで締めたんですが、やはり焼くと元通りになってしまいますね。
たこ糸で縛ったほうがよかったか。
別で取っておいた脂を乗せてコンベクションオーブンへ。
肉と肉の境目が少し赤いですが、この程度ならオーブン加熱で火が通るので問題なし。
今回はメーター読み(※)200℃で40分ほど加熱してみた。
粗熱が取れたらアルミホイルで包んで冷蔵庫へ。
(※)私が使っているアイリスオーヤマのコンベクションオーブンは、実際には表示温度よりも少し低いという情報を聞いたことがあります。実際には180℃くらいなのかな。
冷蔵庫から取りだしたらカットして盛り付けて完成。
脂は特にトリミングしませんでしたが、ローストビーフなら特に問題は無さそうでした。
冷蔵庫にあった野菜と、マッシュポテトも作って添えてみました。
ロースに近い部分を使えば、こんな風にちょっとくらい厚くても全然やわらかくてもっちりした仕上がりになります。
いい出来、いい角度。
切った瞬間は赤黒いですが、5分もすると鮮やかに発色してきます。
マッシュポテトを包み込んでひとくちで頬張ると、口いっぱいに肉を喰らってるぞ感が溢れます。
やわらかさももちろんですが、ほどよく脂を残して作ったので風味がすごく良いですね。
マッシュポテトは片手間で作ってお試しで添えてみましたが、すごく合うのでこれからローストビーフを作る時には必須にしようと思います。
少し気になったのが、食べる時の温度。ローストビーフって冷やして食べるイメージがありますが、写真を見ても分かる通り、少し脂の部分が白くなって固まってしまってます。
肉部分がジューシーなので食べてしまったらまったく気になりませんでしたが、やはり見た目も大事。
たぶん冷蔵庫で冷やされる時にこんな風に白く固まるはずなので、今度作る時はアツアツの状態で食べてみたいと思います。
知り合いの元シェフも、「ローストビーフは出来立てが一番うまいもんだ」って言ってました。
ただ、切りやすさは冷やした状態のほうが圧倒的に切りやすいので、一長一短です。
とりあえず、アメリカ産の牛肩ロースのローストビーフはかなり美味しかったです。
コストコにも売っているので、切り分けは少し難しいですが挑戦してみてはいかがでしょうか。