ご訪問ありがとうございます、エンです。
先日、袋栽培で育てていたキクイモを収穫しました!


袋栽培についてはこちらの記事をどうぞ↓

動画版もあるよ!
キクイモの凶悪なまでの繁殖力
さて、キクイモといえば糖尿病に効果があるとされるイヌリンが多く含まれていることで注目されていますが、実はその異常な繁殖力のせいで「生態系被害防止外来種」に認定されているやっかいな植物でもあります。

どんな風にやっかいなの?

収穫する時に土中にキクイモを少しでも残してしまうと、翌年また同じように生えてくるよ!

少しでもってどれくらい?

こんな小さなカケラや↓


え・・・・

よくわからない地下の茎みたいなものもアウト↓


・・・全部は絶対取りきれないやつやん。。

小さなカケラからでも同じように大きくなるので、他の作物を植えられなくなるんです・・

こわい・・・
「貸し農園を借りたら、前に借りていた人が植えたであろうキクイモがどんどん生えてきて使い物にならなくなった」という記事を読んだことがあります。キクイモの破壊力はすさまじい・・
キクイモの袋栽培
そんなやっかいなキクイモですが、袋栽培なら畑と違い場所を区画できるので安全に栽培できそうだなーと考え、種イモを買ってきました。


種イモといっても、郊外の直売所で食用に売られていたものをそのまま植えています。

キクイモの恐ろしい繁殖力をもってすればそれで十分ということだね
10cmくらいの深さに植えたら、水もあげずにそのまま放置でOKです。
3月の中旬に植え付けてから約2週間後、小さな芽が出てきました。

芽が出たらあとはほったらかしでもどんどん大きくなっていきます。





おっ、茎が伸び始めた

夏までに1.5mくらいの背丈になって、軸も太くなってくるよ
8月頃になると少しずつ下のほうの葉が枯れてきて

11月頃になって地上部が枯れてきたら収獲の合図です。

キクイモを収穫
まずは邪魔な地上部をハサミで切り落とし

袋を開封していきます。

キクイモががっちりと根を張るからか、土が固まっています。

分解していくと

パカッ。

中から綺麗なキクイモが出てきました!


生姜みたいな見た目だね

今の時期に収穫すると白っぽいけど、年が明けてから掘ると茶色っぽいよ
最終的にこれだけ穫れました↓

キクイモはきんぴらにしたり、じゃがいも代わりにカレーに入れたり、キクイモチップスにしても美味しいです。
残渣処理
さて、ここからが大事な作業。
小さなキクイモの欠片や根を丁寧に取り除いていきます。


撮影の都合上、仕方なく畑で作業してるけどビニールシートを使ってその上にぶちまけたほうが安全。

たしかに。
なんとか目に見えるものは除去できました。


・・ほんとに大丈夫?

大丈夫、だと思う。
もしもこれで来春にキクイモが生えてきたらほんと戦慄ものです・・。
まとめ
最終的にはキクイモはこれだけ掘れました↓

除去した茎など↓


こんなに気を遣う作物だったとは知らなかった・・

健康面でだけピックアップされがちだけど、キクイモの凶悪な繁殖力はもっと周知されるべきだね
知り合いから「健康にいいから植えなよ」などと言われてうかつに畑に植えてしまうと根絶不可能になることもあるのでマジで気をつけたほうがいいです。
まずは袋栽培やプランター栽培で育ててみるのが安全かなぁと思います。