ダイソーの液体肥料はベランダ水耕栽培で使える?

ご訪問ありがとうございます、エン(@en_aquaponics)です。

このページでは、ダイソーの液体肥料は水耕栽培に使えるのか?について、私自身が検証した結果を元に解説していきます。

水切りカゴを使った水耕栽培

今回は、真冬以外の3シーズンウチのベランダで稼働している、ダイソーの水切りカゴを使ったかんたん水耕栽培で検証します。

ダイソーの水切りカゴを使ったかんたん水耕栽培についてはこちらをご覧ください。

液体肥料の定番「ハイポニカ」

普段私は「ハイポニカ液体肥料」を使ってベランダ水耕栽培を楽しんでいるのですが

ハイポニカは2つの液体を混ぜる煩わしさ、また、

「買ったはいいけどすぐに飽きてしまったらもったいない・・」

という声もよく聞きます。

今回は、「推奨はされていないけどもしかしたら使えるかも?」

という淡い期待を抱き、ダイソーに売っている液体肥料を水耕栽培の液体肥料として使ってみようと思います。

※この記事の内容を動画にまとめました↑

(2020年11月追加)

ダイソーの液体肥料(プランター用)

パッケージ写真にもあるように

本来は土の入ったプランターに挿して使うものとして

販売されています。

なんでも揃うダイソーですが

さすがに水耕栽培用の液体肥料は

売っていないようなので

これを水耕栽培用として使ってみようと思います。

裏面を見てみると、

窒素、リン、カリウムetc・・

お、ひと通り入ってる?

他にも、同じ12本入りの

アンプルタイプの液体肥料で

「ハーブ用」とか「花用」とかがありましたが

スタンダードな「全植物用」を選択。

種を撒いて発芽させた大葉で検証

一週間前に種まきしていた大葉が発芽してきたので

これを使います。

ちなみにこの容器もハイドロボールも

大葉の種もすべてダイソー。

全部あわせて500円(+税)でできました。

作製から種まきまでの動画です↓

水切りカゴを使った

安くて簡単なものなのでオススメです。

いつもはハイドロボールの中粒を使うのですが

今回は小粒を選択しました。

小粒は初めて使いましたが

種が流れてしまわないのですごく使いやすかったです。

液体肥料注入

種まきから10日経ち

これ以上新しい芽は出ないだろうと判断し

ダイソーの液体肥料を注入していきます。

あまり発芽を待ちすぎると

初めに出た芽が徒長してひょろひょろになってしまうので

ここらで見切りをつけます。

私の経験ですが

初めのほうに発芽したものはやはり

大きくなってからも元気な気がします。

なので元気なものにさっさと肥料をあげてしまったほうが

いいものができると思います。

先端のキャップをはずして挿すようです

が、注入の目安量が全くわかりません・・

とりあえず液体肥料をワンプッシュしてみる。

水はコップ一杯程度を継ぎ足す。

んー分量がわからん。大丈夫かな?

注入3日目

ベランダ菜園は強い日光が当たり

思いのほか水が蒸発して無くなります。

なので、減った分の水とそれっぽい量の液体肥料を注入。

注入10日目

水500mlに対して液体肥料は2/3ほど注入。

水が無くなってきたらこの分量で補給することに。

一部、葉が黄色いものがあるがすくすく育っています。

にしても発芽にムラがありすぎですね。

全面にまんべんなく撒いたのになぁ。

やっぱり種だけは高いのを買った方がいいのか?

(この大葉の種もダイソーの2袋100円シリーズです)

注入20日目

液体肥料注入から20日目。

お、いい感じかも。

大葉の姿になってきました。

現在の配分は、水700ml~800mlに対して液体肥料半分。

これがいい配分かもしれない。

液体肥料注入から一カ月後

さぐりさぐりでしたが、どうやら安定したようです。

途中、水やりを忘れて

カラカラになっていたこともありましたが

大葉の強さに助けられました。

ちょっと黄色いですがまぁOKでしょう。
根も伸びています。

とりあえず水700ml~800mlに対して

ダイソー液体肥料を半分(1本の半分)で

ここまではきました。

ここから大葉が大きくなってくると

使う量も増やさないといけないと思います。

間引きと再配置

大きくなりそうなものは再配置して様子を見ます。

あまりにも小さいものは間引きしてしまいます。

軌道に乗っている大きいものはさわらずに、
その周りにある小さいものを間引いていきます。
根が茶色っぽくて短いのは廃棄ですね
たくさん間引きました。
有望なものは再配置

間引いたものは捨ててしまうのが普通だと思うのですが

私はついつい再配置してしまいます。

うまく定着できずに枯れてしまうものも多いのですが

奇跡の復活を遂げるものも中にはあって

応援してしまいます。

さて、ここで少し液体肥料の量を増やしてみます。

水900mlに対してダイソー液体肥料1本をまるまる全注入。

1週間後

んー、少し大きくはなってるがあまり元気が無い。

一番大きいものはそれなりだが・・

小さいものは元気がない。

葉の色も黄色いというか

紫色の模様もでてきているし、良くない状態ですね。

というかそろそろ大葉の時期が終わりだから

元気が無いだけか?

よくわかりませんがとりあえず色々やってみることに。

ちょうど液体肥料を1セット使い切った

タイミングだったのでもう一度ダイソーへ行き

違うタイプの液体肥料を

買ってきました。

ダイソーの液体肥料(大ボトル)

園芸好きなら

ダイソーで必ずチェックしているであろうこの商品。

私もいつも気になっていて

今回良い機会だったので買ってみました。

パッケージを見てみると、

「あらゆる植物用そのまま栄養液」

自信のあるネーミングですね。

裏面は、

なんか色々書いていますが

とりあえず「700倍に薄めているからそのまま使えるよ」

ってことらしいです。

そのまま栄養液、名前に偽りなしですね。

さあ、こいつを注入して大葉はV字復活するのか?

それとも・・・?

5日後

うーん

良くないですね。

葉が紫色になる症状がさらに進んでしまっている・・。

根も、

ドス黒くなってしまいました。

「そのまま栄養液」が原因なのかは不明ですが・・・。

最終的に

相変わらず葉が紫色になる症状は出ているのですが、

一番大きいやつはそこそこ元気で、花もつけていました。

ベストな時期に育ててやればいける?

一応収獲できました。

香りもしっかりしていましたね。

まとめ:ダイソーの液体肥料で水耕栽培はできる?

少ない事例で決論を出すのはちょっとアレですが

やはり液体肥料はケチらずにハイポニカを使うのが安定かな?と思います。

また、私は使ったことないですが

「微粉ハイポネックス」も

水耕栽培に適しているみたいです。

液体タイプの「ハイポネックス原液」

ではなく

緑と白のパッケージの

「微粉ハイポネックス」のほうです。

液体タイプの「ハイポネックス原液」は

水耕栽培には使えないようなので

ご注意を。