こんにちは、エン(@en_aquaponics)です。
先日のチェーンソーの整備に引き続いて草刈機の修理にも挑戦してみました。
今回整備するのは三菱の「TL261」という機種。
プライマリーポンプという、始動時にガソリンを手動で強制的に送るポンプの役目を果たす部品が破損していたので交換することにします。
また、ついでにキャブレターの清掃をしていきます。
草刈機の整備には架台があると便利
今回草刈機を整備するにあたって便利だなぁと感じたのがこの木製の架台。
整備したい面を上にしてネジを締めたり、ガソリンを抜く時に傾けたりと大活躍でした。
試運転までこの架台の上で完結できるのが最高。
今は亡き先人の知恵の賜物です。
プライマリーポンプの交換
この真っ黒乳首みたいなのがプライマリーポンプ。
新品と比べたら色が全然違いますね。
プライマポンプとかプライミングポンプとか呼び方は色々で、チェーンソーなんかにも付いています。
燃料ポンプを外してエアクリーナー部分のネジを外すとキャブレターごと外れてくれるのでついでにキャブレターを清掃。
私はキャブクリーナーは使わずパーツクリーナー一本でお掃除する派ですが、ここはお好みで。
続いてプライマリーポンプを交換するために、プライマリーポンプを固定している4本のネジを外していきます。
これが外したプライマリーポンプ。
指で押さえるとパキパキに割れていました。
常にガソリンに侵されている場所なので、どうしてもへたりやすいんでしょうね。
新品に交換していきます。
22mmと19mmのミックスを買うのがオススメ
プライマリーポンプにもサイズがあって、よく使われるのが22mmと19mm。
ちなみにこの三菱「TL261」に使われているのは19mmでした。
ただ、これもメジャーやノギスで事前に測って買ったわけではなく、22mmと19mmのミックスが売られていたのでそれを購入し、あとは現物合わせして装着、って感じです。
プラマリーポンプってそんなに高いものじゃないし、頑張って測った挙句サイズが間違っていたらめっちゃ凹むと思うので、サイズよくわからんーって方はミックスを購入するのが精神衛生的にもオススメ。
私が買った時も、これだけ入って400円くらいでした。
あとはスチャっと装着してネジを締めて終了。
草刈り機はネジにネチネチのゴミが溜まりがちなので、これもパーツクリーナーで吹き飛ばしてやります。
ここのネジがなめると詰むので、信頼できるプラスドライバーで魂を込めて締めていきます。
あとは元通りにキャブレター→エアクリの順番に取り付けていけばOK。
プライマリーポンプがドス黒いまま長期間放置されていたりすると大抵パキパキに割れてしまうので、使う前にキャブの様子を確認するついでに交換すると良さそうですね。
整備楽しい
というわけで草刈機のプライマリーポンプの交換でした。
私の機械いじりの師匠が、農機具は機構がとてもシンプルだからひとつ直せたら他の機械の整備にも応用が効くよーと言っていたのですが、それがちょっとずつわかってきました。
同じ知識でどんどん修理できてノウハウも蓄積されていく感じがとても良い。
残る草刈機は長年放置されているこのカワサキの草刈機。
カワサキってバイクのイメージが強いですが、昔は草刈機も造っていたみたいですね。
さて、次は何を整備するかなー
使った工具など
プライマリーポンプ。外径22mmと19mmのミックスを買うのが無難でオススメ。
パーツクリーナー。安くて量が多いのを選びましょう。
KTCの貫通ドライバー。信頼性バツグン。