水耕栽培装置を自作してパプリカ栽培!その③栽培装置を自作する編

育苗後期のパプリカ

5月上旬に

広めの育苗スペースへ引っ越したパプリカ苗。

前回の記事はこちら↓

水切りカゴの水受けに

ハイポニカ液体肥料を溜めて育苗。

すごく繊細なイメージのあったパプリカですが

このやり方で

とても元気に育ってくれていました。

日光で少し藻が発生してしまいましたが

問題は無かったようです。

ふとん圧縮袋が便利

春先のまだ寒い頃

簡易の温室として活躍していたふとん圧縮袋は

口を開けて引き続き風よけとして使用

口を開けないと中がサウナ状態になって

葉が弱ってしまいます

ふとん圧縮袋は丈夫なビニールでできているので

ベランダ菜園の簡易温室として使うには

ちょうどいいです。

100均で買えるのも◎ですね。

ちゃんとしたベランダ温室のほうが

かっこいいんですけどね。

(※2021年1月、簡易温室自作しました↓)

もう根が限界に!

広いスペースへ引っ越してからは

ぐんぐん成長していき、葉の色も濃くなってきました。

気温も上がりどんどん背が伸びていきます。

いい感じだなぁと思って根を見てみると


あれ、根がイマイチ成長していない。

そう、水受けにじか置きするので

根の成長が妨げられていたのです。

これは早急に手を打たねば。

パプリカ用に水耕栽培装置をDIY

水耕栽培用の装置は各メーカーから

いくつか販売されているのですが

大型のものとなると

ちょっと値段が高くなります。

なのでここは自作してみよう!

ということで、早速必要な部品をamazonで注文しました。

巨大発泡クーラー「クールゲッター40」

水耕栽培に使うので

とにかくデカくて強い容器が必要です。

発泡スチロールか

衣装ケースかで迷ったのですが

加工のしやすさを考えて

結局発泡スチロール箱を選びました↓

↑画像をクリックするとYouTubeで再生されます

「クールゲッター」という商品なのですが

ご覧の通りデカいです。

私が買った時は3300円くらいしました。



水中ポンプと塩ビパイプでエアレーション

気温が上がってくると

水中の酸素濃度が低下して生育が悪くなるので

アクアリウムでよく使われる水中ポンプと

塩ビパイプを使ってエアレーションを

組み込みます。

水中ポンプは「エーハイム1000」を使用。

水中ポンプに

塩ビパイプを装着

塩ビパイプを切るのは「パイプカッター」が便利です。

接続部品をサクっと取り付けて完成。

排水は2か所にしてみました。

銀シート装着と栽培床の底上げ加工

遮光のため、100均の銀シートを加工して装着します。

銀シートはペラペラなもののほうが加工がしやすいです。

マジックでしるしをつけて

カッターでサクっと切り抜く

栽培容器の底上げには

ヤクルトの空き容器を使います。

はんだごてで穴を開けて・・

パプリカの苗床に装着

ゲタをはかせるというイメージでしょうか

あとはハイポニカ水溶液を入れて

銀シートをかぶせて

銀シートのくりぬき部分に

苗床をはめたら完成です。

食べチョクで極甘フルーツをお取り寄せする

エアコンダクトを利用してコンセント引き込み

水中ポンプのベランダ稼働を実現するため

使っていないエアコンダクトを利用して

コンセントを引き込むことにしました。

↑画像をクリックするとYouTubeで再生されます

うちは賃貸なので

たとえエアコンダクトであろうと

ドリルで穴を開けるのは×です。

なのでエアコンダクトの型番を調べ

同じ部品をモノタロウで注文しました。

こうすることで思う存分加工ができます

退去する時には元のフタに換えれば

問題無しです。

ガガガっと穴を開けて・・

コードを通して完成!

延長マルチタップを入れているので

もし水中ポンプを2台稼働したくなったり

他の電化製品をベランダで使いたくなった時も

これで安心です。

水耕栽培装置完成【Youtube更新】

思ったよりサクっと完成しました。

水耕栽培装置・改

が、育苗がうまくいきすぎて

すでにぎゅうぎゅうです

アクアポニックス用に3株

ベランダ用に4株くらいあればよかったので

明らかにキャパオーバー、受け入れ拒否です

でも、プロでも難しいとされる

パプリカの発芽と育苗がうまくいったので

これはうれしい誤算ですね

嫁ぎ先の確保

とりあえずアクアポニックスと

あとは実家の畑も受け入れてくれるみたいなので

急いで運び入れます

アクアポニックスへ定植!

実家の畑へ定植!

その他友人や、親戚農家へ

なかば無理やり押し付けて

なんとか捌ききりました!

みんな、それぞれの地で立派に育ってね。

さて、残ったのはこれだけ↓

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栽培パネルを作製

いよいよ本格的な栽培に入るということで

もっとしっかりした培地を作製することに。

数日前に作ったばかりのこの水耕栽培装置

早くもマイナーチェンジ・・!

ベランダにころがっていた

発泡スチロール板を

はんだごてでスパっとカット

苗ポットとして使うヨーグルトカップを

配置して

マジックでしるしをつけて

はんだごてでくりぬいていきます。

はんだごて大活躍。

発泡スチロールを切る専用の

発泡スチロールカッターというものも

使ってみたいのですが

はんだごてでも十分なので

当分これ一本でいきます。

パプリカが根を伸ばせるように

底面に穴を開けたヨーグルトカップを

装着していきます

水耕栽培装置・改完成【Youtube更新】

あとはパプリカをヨーグルトカップにうつして

水にパネルを浮かべたら完成です。

なんかそれっぽくなってきましたね

パプリカは若いうちは茎がたよりなくて

すぐヘナヘナになるので

割りばしで支えを入れています

その後

さて、根はどれくらい伸びたかというと・・

一週間後

おっ

すごく成長してる

ヨーグルトカップの底に開けた穴から

白くて健康そうな根を

伸ばしてくれていますね

二週間後

気温の上昇もあり

日に日に大きくなっています

花芽も出てきました

そのうち脇芽取りもやらないといけませんね

ただ、銀シートを取り払って

日光がよく当たるようになったことで

藻の発生が加速してきました

おそらくあと1回改造しないといけないと思うので

その時は完全密閉状態にして

藻の繁殖を抑えようと思います。